Profile
二胡奏者・作曲家
ウェイウェイ・ウー
WeiWei Wuu(本名:巫 謝慧)
中国/上海生まれ。5歳からヴァイオリンを始める。
文化大革命終了直後のヴァイオリン科第1期生として、上海音楽学院付属小学校に入学後、上海戯曲学校で二胡とヴァイオリンを専攻し、双方を首席で卒業。
その後、1991年に来日。伝統的な二胡の音楽に留まらず、新たな二胡の可能性を開拓すべく、さまざまなジャンルのミュージシャンとコラボレーションを精力的に行う。
二胡をメインとしたロックバンド『五星旗』に参加。その過程で、従来座って演奏する二胡のスタンディング奏法の考案など、独自の演奏スタイルを確立。
伝統音楽、クラシック、ロック、ジャズ、フュージョンとの共演を可能にした、現代二胡のパイオニア的存在。
二胡教室(心弦二胡教室)を主宰し、多数の二胡教則本、曲集およびYouTubeやネットショップ(WeiWei’s Music Boutique)を発足、教育コンテンツ100を超えるコンテンツを発表、後進の育成にも意欲的に努めている。
スタイリッシュで華麗なテクニックを誇る唯一の二胡奏者として、活躍中。
- 2002年
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5月、ワーナー・ミュージック・ジャパンより『Memories Of The Future』にて、メジャー・デビュー。
- 2003年
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7月、セカンド・アルバムとして、故郷へのオマージュをアルバムにした『上海RED』を発表し、各方面より高い評価を受けた。
年末の紅白歌合戦で一青窈とコラボレーション。 - 2004年
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坂本龍一氏のプロジェクトで二胡を担当。NHK「みんなのうた」で実妹の歌手aminとのコラボで「この愛を〜お姉さんへ」が採用されるなど、一層広く注目を集めるにいたった。
同年10月にはバート・バカラックのカヴァー・アルバム『プレイズ・バカラック』を発表。このアルバムは“二胡で聴くカフェ・ミュージック(飲茶音楽)”として話題となり、スマッシュ・ヒットを記録。 - 2005年
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春〜夏、サントリー・ウーロン茶のTVCMソングに抜擢され、歌で「チェンジング・パートナーズ」(パティ・ペイジのカヴァー)を歌い、二胡を演奏している。
- 2006年
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1月、二胡による世界一周をコンセプトにしたアルバム『Nomad』をリリース。
- 2007年
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2007年に開始したNHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」のエンディング・テーマで、ケニー・Gとの初共演を果たす。
同年3月下旬のケニー・G 来日公演時に、ゲストとして出演。
6月、ケニー・Gとの「ボイジャーズ〜イースト・ミーツ・ウエスト」やTVドラマ、TV番組のテーマ曲を含む『CHINA BLUE』を発表。このアルバムは、「ADLIB AWARDS 2007」を受賞。 - 2008年
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10月、自身のベーシックにあるクラシックの名曲を中心としたアルバム『Tears』をリリース。
- 2009年
- 世界的に活躍する二胡奏者が一堂に会した二胡サミットIN東京をプロデュースし、高い評価を得た。
同年、10月〜12月に放送され、非常に好評を博したTBS系全国ネットのドラマ「JIN -仁-」にて、そのメインタイトルで二胡を演奏。
映画「ドラえもん」、ゲーム音楽「戦国BASARA」にて二胡を担当。 - 二胡サミットIN東京・福岡
- 2010年
- 6月、「東京meets上海」をテーマに、自身のアイデンティティーを問うアルバム『Back to the・・・』をリリース。単なる「癒し」に留まらない、「新たな二胡とウェイウェイ・ウーの可能性」を示し高い評価を得る。プロデューサーに武部聡志、ゲストプレイヤーに鳥山雄司(ギター、アレンジ)、藤原道山(尺八)、小松亮太(バンドネオン)、森山良子(Vo、オートハープ)が参加した。
9月には生まれ故郷である上海にて開催された上海万博会場にてコンサートを実施し、二胡の故郷中国にて大きな反響を博した。 - 上海万博
- 2011年
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来日20周年を迎え、4月からNHK-BS1「ほっと@アジア」テーマ曲で二胡を担当。
5月には渋谷区総合文化センター大和田伝承ホールにて来日20周年記念コンサート「夢胡蝶〜Dream of the Butterfly〜」を2日間にわたって開催。
10月にはそのライブの模様を収録した同名の自身初となるライブDVDを発売した。 - 2012年
- デビュー10周年を迎え、4月、その記念ベスト・アルバム『華胡蝶〜 THE BEST OF WeiWei Wuu』をリリース。ビルボードライブ東京を皮切りに全国ツアーを敢行。
- デビュー10周年コンサート
- 2013年
- デビュー10周年コンサート・ツアーで好評を博したメンバー、ギターの越田太郎丸とピアノの森丘ヒロキの3人で「WeiWei Wuu アコースティックトリオ」を結成。
5月にCD『上海ルンバ』をリリースし、全国ツアーを展開。 - WeiWei Wuu アコースティックトリオ
- 2014年
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更に進化する二胡のサウンドを追求するべく、11thアルバム 『Reborn』をリリース。
世界遺産の白川郷の第1号観光ふるさと大使にも正式に就任し、そのイメージソング「時の旋律」も収録した。 - 2015年
- クラシック、ジャズ、映画音楽、ジブリ、葉加瀬太郎作品等の名曲を中心に、全曲カバーの12thアルバム『WeiWei’s Anthology』をリリース、4年連続となる全国ツアーを敢行。
- アンソロジーツアー
- 2016年
- 来日25周年を迎え、二胡の「癒やし」と「伝統曲」をテーマに、ベストバラード集(新曲、リメイク等含む)13thアルバム『WeiWei's Cafe Time』を来日記念日の5月3日にリリース。
- Cafe Timeコンサート
- 2017年
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デビュー15周年を迎え、その記念の14thアルバム『Legacy』をリリース。全国70本を超えるコンサートを実施。
- Legacyコンサート
- 2018年
- 6年連続となる全国ツアーを敢行。
チャイナフェスティバルや各種イベントにも積極的に参加。 - 2019年
- 壮大な楽曲で彩られた15thアルバム『扉』をリリース。二胡奏者ウェイウェイ・ウーが開く新たな音楽の扉。アートワーク撮影全編を故郷の上海で行い、サウンド面ではより中国色を意識した作品と同時に「イースト・ミーツ・ウェスト」を見事に表現した作品など、特別展「三国志」イメージソング「THREE KINGDOMS」も収録された。
- 扉コンサート
- 2020年
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未曾有の事態を迎え、今こそ音楽、二胡で人々の心を癒やす16thアルバム『贈りたい人へ〜Music from my Heart〜』をリリース。
同時にYouTube等への生配信を含め、動画の配信を続け、二胡愛好家向けの音源や譜面などを販売する「WeiWei’s Music Boutique」をネット上に展開を開始した。 - 2021年
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来日30周年を迎え、17thアルバム『歳月之詩』をリリース。
- 2022年
- デビュー20周年を迎え、さらなる二胡の可能性を感じさせる全曲 オリジナル曲による18thアルバム『∞インフィニティ∞』を5月にリリース。世界遺産 熊野古道馬越峠イメージソング「この道を歩こう」が収録された。
- デビュー20周年記念コンサート
- 2023年
- 5月にキリスト品川教会にて「Ballad Night」を実施。教会という場所での「極上のバラード」を披露した。同年12月6日には上記キリスト品川教会での、グローリアチャペルより贈る聖なるラヴソング集「”Holy” Love Songs 〜 live at Gloria Chapel 〜」をリリース。
12月16日には、東京・品川区立「きゅりあん・大ホール」にて、年末コンサートを開催。 - Love Songsコンサート